鉄道博物館は見て遊んで学べる日本最大の鉄道テーマパーク!【埼玉】おすすめスポット

鉄道博物館は見て遊んで学べる日本最大の鉄道テーマパーク!【埼玉】おすすめスポット
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一泊二日のトレーラー旅・埼玉編。後半戦の二日目はさいたま市大宮区にある男の子たちの聖地(?)「鉄道博物館」に行ってきました!今回は満足度が高かった分、大長編です(^-^)

JR東日本創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして建設され、「鉄道」「歴史」「教育」の3つのコンセプトを掲げる日本最大の鉄道博物館です。館内には実物の車両を展示し、鉄道の歴史を知ることができる「ヒストリーゾーン」と、実物の部品と模型を使って鉄道の原理や仕組みを学ぶ「ラーニングゾーン」に分かれていて、他にも敷地内を走るミニ電車や本物の駅弁を販売する弁当屋さんなど、様々な楽しみ方ができる鉄道テーマパークになっています。

まずは朝、車中泊をした「道の駅いちごの里よしみ」にて起床。僕らを含め結構な台数の車中泊の方がいて、その多くがキャンピングカーでもミニバンでもない乗用車だったので驚きました。県外ナンバーの車も何台かいましたね。
男3人恒例の朝散歩。毎回この散歩が終わると妻が朝食を準備して待っていてくれて、みんなで朝ごはんを食べるという寸法です。
いちごの里というぐらいですので、ビニールハウスがありいちご狩りができるようです。どうやら混雑時には整理券を配るほど人気のいちご狩りスポットなんだとか。
「直売所で美味しいいちごが売られている」という情報を事前にゲットしていたので、直売所の開店を今か今かと待ちわびます。
そして気づけば開店前にはこの行列。いちごはみんなが買えるぐらいたくさんあるのですが、やはり良いいちごからなくなってしまうようで皆さん朝一番から並ぶらしいです。並んでいた妻と息子が前のマダム達とすっかり仲良くなっていました(笑)
開店と同時にいちご売り場の周りはこの賑わい。平日でこの人混みなので、おそらく休日には買えない人も出てくるのではないでしょうか。すごい人気ぶりです。
無事にいちごを3箱ゲットできたところで、鉄道博物館に向けて出発。事前に確認していた通り、バス・大型車用の駐車場を案内され無事に停められました。大型スペースは1日2,000円ですが、群馬から電車の一泊旅行で来ることを考えれば安いものです。
ちなみに5m以下の普通乗用車は1日500円です。近くにはコインパーキングもあるので、満車の時はそちらも利用できます。
鉄道博物館は「鉄道博物館(大成)駅」というニューシャトルの駅に併設されているので、もちろん電車でのアクセスが一番楽です。近くに住んでいる方は大宮駅からの電車が良いと思います。
館内マップの案内板。地下鉄の広告みたいでちょっとお洒落な雰囲気です。
大型用駐車場からはもう博物館が目の前です。お昼寝から目覚めた息子が開口一番、「でんしゃ・・・まってる!(訳:電車が僕を待ってる)」。いや、別に待ってた訳じゃないんだけども(笑)
普段はマイペースの息子もここぞとばかりにダッシュ。妻も必死で追いかけます。
博物館前の通路には時刻表が書かれていました。何とも遊び心に溢れています。
入り口前に券売機があり、ここで入場券を買います。SuicaやPasmoを使って入館することもできるようです。さすがJRですね、面白い試みだと思います。
エントランスホールは3階吹き抜けでとても広々。一部リニューアル中でしたが、とても綺麗です。
通路下には汽車のナンバープレート(?)が展示されていました。細かい部分も作り込まれています。
そして入館と同時にダッシュ!過去最高のテンションで息子が駆け抜けて行きます(※危ないので館内は走らないでください)
博物館の真裏にはJRの線路があるので、行き来する電車を眺めることもできます。小さい子はこれだけでも楽しめそうですね。
お昼前だったのでまずは腹ごしらえ、子どもを遊ばせながらお茶ができる「キッズカフェ」へ。
注文を待つ間、併設されている「キッズプラザ」を探索。新幹線「こまち」の遊具や、
切符売り場を再現したコーナー。
カラフルな103系電車もありました。
しかし息子が一番心を奪われたのはプラレールで思う存分自由に遊べる「プラレールゾーン」。大きなお兄ちゃん達に混じりながら、お気に入りの電車を走らせます。
ご覧の通りすごい人だかりなので、小さい子には付き添いが必要です。特に小学生ぐらいの大きい子達がテンション上がっているので、近くにいるとちょっと危険です(^^;
ようやく落ち着ける場所を見つけて、思いのままに走らせる息子。ちなみに持っている電車は特急「雷鳥」というそうです。好きな電車を組み合わせて夢の電車を作れるのがプラレールのいいところですね。
無事に昼食を買えたものの座る場所がないので、外にある「455ランチトレイン」へ。ここは飲食用の休憩スペースとして解放されているため、テイクアウトしたファーストフードや駅弁を車内で食べることが出来ます。
ちょうど食べ終わると、ミニ電車「てっぱくライン」が帰ってきました。こちらは列に並んで待って入れば、無料で乗車できるようです。
腹ごしらえが済んだ後は早速メイン展示スペース「車両ステーション」へ。
中に入ると、国指定の重要文化財となっている日本初の蒸気機関車がありました。イギリスから輸入されたそうです。
中央には「C57蒸気機関車」。車両の数はおそらく以前行った「碓氷峠鉄道文化むら」の方が多いと思いますが、こちらは展示のされ方がとても凝っています。屋内で全天候型なのも嬉しいですね。
ムーミンのような顔をした「EF55電気機関車」や、
「0系新幹線」もありました。新幹線の形って変わっていないような気がしていましたが、今と昔じゃ全然違うんですね。
ちょうど「200系新幹線」の連結器を実演していたので、見て行くことにしました。
この顔の下の部分から、(この写真は実演前に撮ったものです)
ガシャーン!と連結器が飛び出しました。
子ども達から歓声が上がり、説明しているお兄さんも嬉しそうでした(笑)
更に2Fに上がるとこの景色。大人でも感動する光景なので、小さな男の子にとっては夢のような景色ではないでしょうか。
施設や照明がとても綺麗でお洒落なので、女性の方も楽しめると思います。
2Fには少し高級な大人向けの「トレインレストラン日本食堂」もあります。中は食堂車のようになっていて素敵な雰囲気になっていました。
更に2Fの中央部に進んでいくと「鉄道ジオラマ」コーナーもありました。
 このジオラマスペースはミニ劇場のようになっていて、時間になるとナレーション付きで電車の一日などを見ることが出来ます。
ちょうど時間になったので、見て行くことにしました。
照明から風景までとても作り込まれたセットになっています。こんなの家にあったらカッコイイですね!確実に邪魔ですけど(笑)
隣には「鉄道文化ギャラリー」なる展示スペースがありました。
ここでは日本全国の駅弁や鉄道に関する本、映画、音楽などが展示されています。鉄道に興味がない方でもこういう違う切り口で見ると好きになるかもしれませんね。
2Fの中央部には鉄道をモチーフにしたステンドグラスも飾られていて、とても綺麗でした。
中央部から更に2Fの奥へ進んでいくと「科学ステーション」という案内が。
ここでは鉄道の実際の部品や模型を使って、鉄道の仕組みを体験しながら学ぶことが出来ます。実際にやってみて「なるほど!」ということばかりで、マメ知識として自慢できそうです。
 そしておそらくメインイベントであろう車両ステーション中央にある「C57蒸気機関車の転車台実演の時間がやってきました。
本物の駅員さんさながらの合図と号令の元、汽笛が鳴り響き、巨大な蒸気機関車がゆっくりと回り始めます。
もう息子は一言もしゃべらずに釘付けです(笑)
最後に一休みしようと3Fの「新幹線ラウンジ」へ行ったところ、ただイスとテーブルを並べただけの休憩スペース。てっきり新幹線の車内が再現されているのかと思っていたので、少しガッカリしながら奥へ進むと・・・
狙いすましたかのように新幹線「はやぶさ」が目の前に飛び込んできました!予想外の出来事に思わずラウンジにいた人たちと一緒に歓声をあげました!
そう、ここは実際に新幹線が走っている線路のすぐ真横に位置するラウンジだったのです。すぐ隣がJR「大宮駅」なので、各地へ向かう新幹線がバンバン通ります。
しばらく待っていると、今度は「こまち」と「はやぶさ」の連結車両が通り過ぎて行きました。息子の絵本でこの2台が連結するというのは知っていたのですが、実際に見るとテンションが上がります。新幹線同士の合体なんて男の子のロマンをくすぐりますね(笑)
個人的にはこの新幹線ラウンジが一番感動しました。もちろんガラス越しに数秒見えるだけなので、そこまでオススメできる訳ではないですが、実際に走っている新幹線をこんな至近距離で見る機会というのはまずありませんので貴重な体験ができます。
パンフレットやホームページではこのラウンジの案内がほとんどなかったので、もっと宣伝してもいいのになぁと思いました。
<鉄道博物館>
〒330-0852 埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47
営業時間:10:00〜18:00(休館日 毎週火曜日)
電話: 048-651-0088
ホームページ:http://www.railway-museum.jp
オススメ度:S (大人:○  子ども:◎   ペット:×  駐車場:○ )
コメント:子どもはもちろん、大人も楽しめる本格的なテーマパーク。鉄道を知らない・興味のない人でも、展示の見せ方や紹介の切り口がとても上手なので充分に満喫でき、施設が綺麗で洒落ているので、女性はまた別の視点で見ることもできる。ただやはり一番は小さな男の子が圧倒的に楽しめる場所なので、男の子連れの家族にはぜひオススメしたいスポット。特にこれといった不満点もなく、強いて言えば都心なので道も施設内も平日でも混むという点ぐらい。駐車場は大型車可(料金は割高)、ペットは不可。
施設がところどころ改装工事中でしたが、今年の7月にはリニューアルオープンするという事なので、是非また行ってみたい施設ですね!(^-^)
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