「キャンピングカーってどんな装備が付いてるの?」キャンピングカー講座 第10回

「キャンピングカーってどんな装備が付いてるの?」キャンピングカー講座 第10回
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またもすっかり間が空いてしまいました、約4ヶ月ぶりとなるキャンピングカー講座です。このキャンピングカー講座も今回でいよいよ第10回目を迎えました!

需要があるのかわかりませんが(笑)、こちらも細々と続けていきたいと思いますのでお付き合いください(^^;) 前回はキャンピングカーのガスと水道に関するお話をしました。

前回記事:「キャンピングカーのガスと水道はどうなってるの?」キャンピングカー講座 第9回

では電気・ガス・水道以外に、キャンピングカーにはどんな設備が付いているのでしょうか?という訳で、今回は「キャンピングカーってどんな装備が付いてるの?」というお話をしていきます!

ソーラーパネル、地デジアンテナ、BSアンテナなど最近はもうほぼ住宅と同等の装備が付いています。

まず電気・ガス・水道以外の装備といえばなんでしょうか。住宅で考えてみると、ベッド・ソファ・テーブル・テレビ・エアコン・電子レンジなどが思い浮かびますね。結論から言うと家にあるほとんどのものはキャンピングカーにも付けることが出来ます。

キャンピングカーの代表的な装備サイドオーニングは、キャンプ場などで使える簡単操作の便利なタープです。

またキャンピングカーならでは装備として、サイドオーニングやインバーターなどがあります。これらはおそらくご家庭にはないものかと思いますので、初めてキャンピングカーを知る方にはよくわからない場合も多いのではないでしょうか。

既にお気付きの方も多いと思いますが、キャンピングカーというのは非常に専門用語が多いです。特にこのキャンピングカーの設備系は専門用語が一番多い気がしますので、今回はその用語の解説も含めてご説明していきましょう。五十音順で並べてみました!

 

アクリル窓
キャンピングカー居住部に装備されることの多い窓です。ガラス窓と違い結露しにくいという特徴がある他、ほとんどのアクリル窓は二重窓になっているので、断熱効果も高いです。

網戸
窓・ドア・ポップアップルーフなど場所に応じて色々な種類があり、内臓型と後付け型があります。キャンピングカーはエアコンが使えない場合も多いため、網戸が重要になってきます。

インバーター
サブバッテリー(12V)を変圧して、家庭用コンセント(100V)が使えるようになる装置です。電子レンジ等を使う場合は1500W以上が必要ですが、TVなどであれば300〜400Wもあれば充分です。

エアコン
走行時のエアコンではなく停車時のエアコンを指すことがほとんどです。一般的な家庭用エアコンの他、屋根に取り付けるルーフエアコンや持ち運びできるポータブルエアコン等もあります。

FFヒーター
エンジン停止時にも使えるヒーターで、冬場の車中泊にはとても重宝する装備です。車の燃料(ガソリン・軽油)を使用するタイプとLPガスを使用するタイプがあり、タイマー付きもあります。

エントランスステップ
キャンピングカー居住部の入口用ステップです。手動タイプと電動タイプがあります。キャンピングカーの入口は高い位置にあることも多いので、ステップがあると入りやすくなります。

外部充電&外部入力
付属の専用コードを使って、車の電源を家庭用100Vコンセントに繋ぐことができます。繋ぐ事でサブバッテリーが充電され、かつ室内で100V電源が使えるようになります。

ギャレー
いわゆるキッチンのことです。最近は普通にキッチンと呼ぶ事もあります。主にシンク・コンロで構成されたスペースで、本格的なものから飾りのようなものまで様々です。

サイクルキャリア
自転車を積載するキャリアです。色々なタイプがありますが、車両後部に付いているタイプがほとんどです。自転車以外に収納ボックスを載せたりすることも出来て便利です。

サイドオーニング
キャンピングカーでよく見られる車の側部に付いているサイドタープ。脚まで収納されている優れものです。道の駅などでは使えませんが、キャンプ場や河原などでは本当に便利な装備です。

サブバッテリー
車のバッテリー(メインバッテリー)とは別に付いている、居住部の生活用のバッテリーです。エンジン停止時にも照明、コンセント、水ポンプ、冷蔵庫、TV等が使えるなくてはならない装備です。

シャワー
簡易的なものや冷水のみでもシャワーと呼ぶので要注意。温水設備は別途ボイラーなどが必要です。車外で使える外部シャワーのタイプもあり、海に行った時やペットの足を洗ったりと便利です。

ジェネレーター
発電機。外部電源が取れない時でもサブバッテリーの充電と家庭用電源(100V)の供給が可能になります。音と振動があるため使える場所に制限があるのが難点です。

常設ベッド
ダイネットを変形せずとも常時使用できるベッドのこと。バンクベッドや二段ベッドなどの種類があります。すぐに寝られるメリットの反面、その分スペースがなくなるデメリットもあります。

走行充電システム
サブバッテリーを走行中に充電するシステム。ほとんどの場合サブバッテリーとセットで装備されています。外部充電よりは少し充電能力が劣りますが、基本はこの充電方法がメインです。

ソーラーパネル
サブバッテリーを停車中も充電できます。ほとんどのモデルではオプションになっています。充電能力はそこまで高くないものの、停車中も常に充電し続けるので長期滞在向けの装備です。

ダイネット
キャンピングカー室内のいわゆるリビングスペースの事を指します。ダイネットはベッドにもなる事が多く、このベッド展開が簡単なほど良いキャンピングカーだと思います。

TV・TVアンテナ
地デジまたはBSアンテナを屋根に取り付けて見る方法の他に、ナビのTVをモニターに映すという方法もあります。家で見るのと違い、どこへ行っても映る訳ではないので注意が必要です。

電子レンジ
家庭では当たり前の設備ですが、キャンピングカーの場合はサブバッテリーを増やしたり、1500W以上のインバーターを付けたりと結構費用がかかります。消費電力も高いので要注意です。

トイレ
本体ごと持ち運べるポータブルトイレ、汚水タンクが固定されているマリントイレなどの種類がありますが、汚水タンクが取り外せてトイレで処理できるカセットトイレが主流となっています。

バンクベッド
キャブコンのおでこ部分のベッドスペースです。特に子連れ家族に重宝されます。キャンピングカーは二段ベッドや跳ね上げベッドなど創意工夫されたベッドが見どころの一つでもあります。

ヒッチメンバー
一般的にトレーラーを牽引するための装置ですが、カーゴキャリアを取り付けることも出来ます。二家族で出かける時だけキャンピングトレーラーを引いていくというツワモノな方もいます。

ベンチレーター
いわゆる換気扇です。家庭用エアコンがメジャーになるまでは窓を網戸にしてこれを使うのが夏の王道でした。自然換気型、ファン付き型、給排気型、全天候型などの種類があります。

ボイラー
お湯を沸かすための装備で、燃料はガス・電気・軽油などがあり、比較的高額な装備の一つです。給水タンクからボイラーに水を送ってから沸かす貯湯式が多いので、すぐにお湯は出てきません。

ポップアップルーフ
軽キャンパーによく見られる開閉式ルーフ。斜めに上がる形と平行に上がる形があります。走行時は車高が低く抑えられ、停泊時には居住スペースが広くなるというメリットがあります。

リアラダー
車両後部に付いているハシゴです。ルーフに登る以外にボックスを付けてゴミ箱にするなどの使い方もあります。車高が高い車は、屋根に荷物を積む時や屋根の洗車をする時などに便利です。

冷蔵庫
自走式はDC冷蔵庫、トレーラーは3Way冷蔵庫が主流。3Wayは100V・12V・ガスで稼働することができます。マイナスまで冷えるものもありますが、その分消費電力は大きくなるので注意です。

 

・・・以上、思いつく限りで書いてみましたが、また気付いた時に随時追加していくかもしれません。ご覧の通り日常生活では使わない言葉ばかりなので、キャンピングカーを見に行く前に一度さらっと予習しておくとスタッフさんとの話もスムーズです。

ジェネレーター(発電機)は音と振動の問題で、付ける方が少なくなってきました。どの装備も使う方次第です。

そして必ずしも全ての装備が必要という訳ではなくそれぞれの使い方に合わせて選んでいく必要があるので、迷った時はスタッフの方にどういう使い方をしたいかを伝え相談して下さい。僕らスタッフは警戒される事が多いのですが(笑)、出来る限り要望に応えられるよう努めている方がほとんどなので、きちんと伝えて頂くことがより良い車選びに最重要なのです。

<記事まとめ>
・キャンピングカーには電気・ガス・水道の他にもとてもたくさんの装備がある。
専門用語が多いので、事前に予習しておくと実際にキャンピングカーを見る時にスムーズ。
全ての装備が必要という訳ではないので、迷った時にはぜひスタッフに相談を。

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