赤城山頂駅舎カフェは赤城山の絶景と珈琲が味わえる隠れ家的スポット!【群馬】おすすめスポット
- 2020.10.26
- 中部(前橋・渋川方面)
- 山・高原, 絶景, 博物館, カフェ
前回に続いて娘と二人旅・赤城山ハイキング編。後編は同じく赤城山山頂付近の「赤城山頂駅記念館サントリー ビア・バーベキューホール」です!前回の覚満淵と一緒に紹介しようと思っていましたが、予想以上の撮れ高だったのでご紹介します(笑)
赤城公園ビジターセンターから650m・車で1分。歩いても来られる程の場所にありました。駐車場も結構広く、混んでいましたがすんなりと停められました。
ネットで調べていたらここからの覚満淵が絶景との事でしたが、噂通り・・いや噂以上の絶景でした!実際に間近で見るより、ここからだと大沼も見れるので、絶好のビューポイントです。
ほのぼのとコーヒーを飲むご夫婦を横目に石遊びに興じる娘。暇を持て余した貴族の遊びです。
「群馬県立赤城公園」という看板がありましたが、後で調べると大沼や覚満淵を含む赤城山の山頂一帯が県立公園となっているようです。
そしてこちらが今回ご紹介する「赤城山頂駅記念館サントリー ビア・バーベキューホール」。正直パッと見は寂れた(失礼)山小屋といった印象。
どうやらこのポイントが前橋市と桐生市の境のようです。県境とはよく言いますが、市境という言葉もあるのでしょうか。
建物の横には外でも休憩や飲食ができるようにテーブルがいくつかあって・・・
そして更にその奥はこれまた絶景のビューポイント!こちらの景色は「鳥居峠」という峠の景色だそうです。方角的には桐生市を見下ろすような形になりますね。それにしてもまあ綺麗。
それでは早速店内に入ってみましょう。ちなみにこちらのお店、トイレだけの利用は出来ませんのでご注意ください。
横から見た印象と違って正面入口はなんだかお洒落な雰囲気。「日本で一番標高が高いセガフレードコーヒーの店」という看板がある通り、コーヒーがおすすめのようです。期待できそうな感じ。
ちなみに右が主なメニュー。山頂にあるカフェとしてはかなり良心的な値段と思いますがどうでしょうか。これ以外にもラーメンやホットココアなどメニューも豊富にありました。
店内の入口にレジがあり、ここで注文してから席に座るシステムです。マスターをはじめお店の方々がとても気さくでした。親切に対応してもらえると子連れには安心なのです(子どもが迷惑をかけてしまうかもしれないという不安があるので^^;)
今回は御神水コーヒーと白樺クーヘンのセット(590円)を注文。御神水ってなんぞや?と思いましたが後程わかります。
比較的空いていた時間だったので窓際の絶景が見える席で頂きました。しかも座敷という子連れにはありがたすぎる席です。白樺クーヘンをモグモグと食す娘。
窓の景色はご覧の通り。景色の良さも相まってコーヒーがすごく美味しく飲めました。白樺クーヘンも美味しかったので妻にお土産で一つ買って行きました。ご馳走様でした。
それでは店内を探索。赤城山頂駅記念館という名の通り、カフェでありながら記念館になっています。先程の鳥居峠の景色は運が良ければ左手ポスターのような雲海が見られるそうです。
でも何が赤城山頂「駅」なんだろう?と思い店内を見ていると、ようやく正体がわかりました。
そう、ここはその昔に作られたケーブルカーの駅だったそうです。当時は山頂までの交通手段がほとんどなかったことからこのケーブルカーが作られたそうですが、だんだんと道路の改良が進むに連れて10年程で廃止になってしまったそうです。
しかしこの山頂駅、ファン(特に走り屋の方)からの人気が根強いようで沢山の名刺が置いてありました。群馬の山々と言えば「頭文字D」で有名な場所ばかりですからね。
記念館らしく当時の資料や使われていた物の展示。黒電話なつかしいですねー。
ALWAYSを感じさせる昭和のポスターたち。良い雰囲気が出ています。
こちらは旧宿直室。基本的に記念館内はほぼ全ての場所が見学可能でした。
建物の雰囲気の良さもあって全体的にお洒落です。展示している方のセンスの良さも感じます。
この旧宿直室の窓から見える景色は一枚の絵画のようです。これも狙っているのでしょうね。
店内にはぐんまちゃんグッズをはじめとしたお土産も売っていました。群馬みやげに是非(宣伝)。
それでは二階にも行ってみましょう。二階への階段も駅っぽくていい雰囲気です。
二階は展望ルームになっていて、飲み物だけであれば二階でも飲めるそうです(食事は一階のみ)。
覚満淵の紅葉を眺めながらコーヒーを一杯・・なんてのもまた洒落ていますね。
おそらくコロナの影響で座席数は少なめ。その分ゆったり過ごせるのでのんびりしたい方は是非。
店内にも前橋と桐生の境界がありました。この場合お店自体の住所は何市になるんでしょうか。
外に出てお店の裏側に回ると「御神水」と矢印の書かれた看板がありました。
調べるとどうやら山を下っていった場所に御神水と呼ばれる水が湧き出しているようです。昔から朝廷・幕府に献上されてきた由緒あるお水との事。そう思うと先程のコーヒーも余計に美味しく感じますね(急に)。
裏手から見る外観は確かにケーブルカーの駅舎っぽい雰囲気を残していました。
おそらくここにケーブルカーが停まったのでしょう、当時の名残があります。左奥をよく見ると「御神水 300m石段降りる」の看板が。
下を見ると先が見えない程果てしない下山道がありました。御神水にたどり着くにはそれ相応の苦労が伴うようです。1歳児連れではまず辿り着けないだろうと思い行くのは止めました(^^;)
そろそろ車に戻りましょう。先程のビューポイントには写真を撮る方や小学生の遠足など観光客が多数訪れていました。
確かに車でここまでの絶景ポイントに来られるのですから最高ですね。山頂までのケーブルカーや道路を作ってくれた先人たちに感謝感謝です。
・・・しかし相変わらず石遊びに興じる娘。景色を綺麗だと感じるにはもう少し大きくなってからですね。また連れてきたいと思います(^^;)
<赤城山頂駅記念館サントリー ビア・バーベキューホール(赤城山頂駅舎カフェ)>
〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山1
営業時間:10:00〜16:30(土日は9:00〜17:00)
電話:027-287-8444
ホームページ:https://www.oonumasansougroup.com
おすすめ度:A(大人:◎ 子ども:○ ペット:△ 駐車場:○ )
コメント:赤城山のほぼ山頂に位置する赤城公園ビジターセンターから車で1分程の場所にあるカフェ。旧黒保根村~赤城山頂をつないでいたケーブルカーの駅舎を、記念館兼レストランとして営業している。大沼・覚満淵が見渡せる2階展望ホールやその反対側は鳥居峠が見渡せる絶景スポットになっていて、景色を眺めながら飲む名物の御神水コーヒーは絶品。ケーブルカーの資料などが展示されているので記念館としても楽しめる。駐車場は空いていれば大型車・トレーラも可だが混雑時期は微妙。ペットは店内不可・店外なら可。
赤城山は何度か来ていましたが、こんなお洒落なカフェがあるとは知りませんでした。思いがけず良い場所が発見できたので今回の旅も大成功です。娘と二人旅、今後も続けたいと思います(^-^)
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