キャンピングカー講座 第3回「キャンピングカーってどんなのがあるの?」

キャンピングカー講座 第3回「キャンピングカーってどんなのがあるの?」
Pocket

前回の記事では、キャンピングカーの使い方と楽しみ方をお伝えしました。

<前回記事>キャンピングカー講座 第2回「キャンピングカーってどう使うの?」

 
第3回の今回は、実際に「キャンピングカーにはどんな種類があるのか?またそれぞれの種類と特徴はどういうものか?」という事をご説明していきたいと思います!

まずキャンピングカーはかなり大雑把に言うと5種類に分けられます。ざっくり言うと「軽キャンパー」「バンコン」「キャブコン」「バスコン(フルコン)」「トレーラー」の5つです。細分化するともっとあるのですが、ここでは分かりやすく代表的な5つのタイプを紹介していきたいと思います。
 
●軽キャンパー(軽キャンピングカー)
特徴:軽自動車(エブリィ、ハイゼット、キャリィなど)をベースに製造されたキャンピングカー。基本的には「軽(黄色)ナンバー」(一部例外あり)
メリット:「サイズが小さいのでどこでも停められて日常使いしやすい」「取り回しが良く女性や年配者でも運転しやすい」「軽自動車なので税金やメンテンスの維持費が安い」
デメリット:「サイズが限られているため室内が狭い」「排気量が小さいので、高速走行や山道はやはり弱い」「1〜2人旅向けモデルが多いので、ファミリーにはやや不向き」
維持費も安くコンパクトな軽キャンパーは、取り回しの良さが最大の魅力。
 
 
●バンコン
特徴:バン(ハイエース、キャラバン、タウンエースなど)をベースに製造されたキャンピングカー。基本的には「普通(白)8ナンバー」(3、4ナンバーもある)
メリット:「見た目もキャンピングカー過ぎず、サイズ的にもギリギリ普段使いできる」「他のモデルに比べ重量が軽く、排気量があるため走行性が高い」「キャブコンより価格が安い」
デメリット:「室内が限られているためやや狭い(成人男性は立てない)」「基本的にガラス窓&鉄板ボディのため断熱性は弱め」「キャブコンよりキャンパー装備の充実が難しい」 
走行性の高さが魅力のバンコンは、日常使いもできるマルチユース。
 
 
●キャブコン 
特徴:トラック(カムロード、ボンゴ、エルフなど)をベースに改造されたキャンピングカー。(ハイエースのボディカットしたキャブコンなど例外もある。)基本的には「普通(白)8ナンバー」
メリット:「居住空間が広く、大人4名以上就寝できるスペースがある」「アクリル窓&断熱ボディのため断熱性が高い」「バンコンよりキャンパー装備が充実している」
デメリット:「見た目・サイズ共に普段使いがしにくい」「重量があるので高速走行や山道にやや弱い」「バンコンより価格が高い」
バンクベッドを持つキャブコンは、4名以上で就寝できるファミリー向きモデル。
 
 
●バスコン(フルコン)
特徴:マイクロバス(コースター、ローザ、シビリアン)をベースに改造されたキャンピングカー。内装だけを改造したものが「バスコン」、ボディも全て改造したものが「フルコン」。基本的には「普通(白)8ナンバー」
メリット:「ボディサイズが6m以上あるので、室内空間が圧倒的に広い」「元々人を乗せて走る想定で作られているので、乗り心地や走行性が高い」「キャンパー装備も多く、フルコンならば断熱性も高い」
デメリット:「車両価格・維持費が高い」「サイズが大きいため駐車スペースに困ることがある」「バスコンの場合はガラス窓・鉄板ボディのため断熱性は弱め」
マイクロバスベースなら居住性と走行性の両方を実現。キャンピングカーでは最高峰。
 
 
●トレーラー
特徴:エンジンや運転席はなく、車両で牽引するタイプのキャンピングカー。基本的には「普通(白)8ナンバー」
メリット:「運転席がないため、室内空間がかなり広い」「断熱性が高く室内装備も充実してる割に価格・維持費が安い」「好きな車で牽引することができる」
デメリット:「牽引すると10m以上になるため、駐車スペースや取り回しに困ることがある」「走行中は乗れず停車時も一回降りないと乗り込めない」「高速料金が中型〜扱い」
このブログで登場しているツーリングも、この「トレーラー」モデル。
 
基本的にはこの5車種がメインとなり、国産・輸入車ともにほぼいずれかの車種に分類できます。
この他にもトラックの荷台にシェルを載せる「ピックアップキャビン」やマイクロバスをボディカットしてフルコンに近づけた「セミフルコン」など細かい分類もあるのですが、それはまた別の機会にご紹介します。
 
上記は特徴・メリット・デメリットを簡易的に紹介しただけなのでモデルによっては一部例外もありますし、お伝えできることはもっとたくさんあります。キャンピングカーは知れば知るほど奥が深い世界になっているのです。
 
そして、いずれの車種にもメリット・デメリットが必ずあり、全ての条件を満たすキャンピングカーというのはありません(キャンピングカーに限ったことではありませんが)。
しかし大切なのは「どれが自分の使い方に合っているか」という事なので、メリットとデメリットを照らし合わせつつ、ご自身にあったキャンピングカー選びが重要になるのです。
 
ひとまず今回はキャンピングカーの種類について簡単にご説明しました。とりあえずは「いろいろなキャンピングカーがあって、それぞれ特徴が違う」という程度に覚えておいてください。
次回は「キャンピングカー選びのポイント」について、お伝えしていきたいと思います(^-^)
 
記事まとめ
●キャンピングカーのモデルは、大きく分けると5種類のタイプがある
●軽キャンパー、バンコン、キャブコン 、バスコン、トレーラーの5車種
●それぞれメリットとデメリットが必ずあるので、使い方の見極めが重要
Pocket

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。